次へ繋がる仕事[起業話#5]

無事成約し、期待とプレッシャーの嵐を受ける[起業話#4] で精魂込めて達成した僕の初仕事。

とことん突き詰めて、自分を追い詰めて達成した仕事の報酬をもらった時は、とても誇りに感じたし、嬉しかった。

待ちに待った報酬だったが、実際には喜んでもらえたことの方が何倍にも嬉しかった。

お役に立ててよかったと心から思った。

そして、仕事をさせてもらったレストランオーナーがとっても満足してくれたので、彼は様々な友人や知人に自分のホームページを自慢してくれた。

結果、「実はうちもホームページが欲しい」「ホームページのリニューアルを考えている」といった個人事業主や中小企業の社長から、連鎖的に依頼をいただくことになったのだ。

僕は、この時から今現在まで約12年となるが、未だに「営業」というものをしたことがない。

要は、自分の事業を他人に売り込む作業をしたことが全くないのだ。

これは、仕事を与えてくれたクライアントやラジオ局の部長といった、ご縁あった皆々様のおかげだと本当に心から思う。

頂いた仕事を精魂込めて、真摯に向き合う。

絶対に手を抜かない。

ズルをしない。

期待以上のことをする。

クライアントが納得いっていない様子なら、とことん向き合う。

自分自身が納得いくまで突き詰める。

これは、僕が初めて仕事を受けてから、頑なに守ってきたことで、仕事をする上なら当たり前のことでもあると思う。

だが、この当たり前のことを確実に守った結果、営業をしなくても連鎖的にお仕事をいただくことに繋がったのだとも思う。

当時僕は身内にこう言われていた。

「依頼された仕事は絶対に断るな。すべて受けろ。駆け出しのお前に仕事を選ぶ権利なんて無い。」

だからこそ、ちょっと気が引けた仕事も勉強させて頂くつもりで全部受けた。

当初はホームページの制作のみの予定だったが、紙面デザイン、写真撮影、プロダクトデザインなど、ネットから印刷物、商品まで幅広く受けていったのだった。

いい仕事をすれば、新しい仕事が近づいてくる。

それは、まぎれもなく方程式だった。


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