サンフランシスコはやっぱりいいね(サンフランシスコ旅8日目)

サンフランシスコ最終日、カーテンを明けると爽やかな青空が広がっている。
今日は散歩日和だ。
早速出かけたいところだが、先に荷物をまとめることにした。
昨日買ってきたお土産とクッションがスーツケースに入るか心配だったが、日本から持参した圧縮袋を活用し、詰めに詰めてギリギリ締まった。
だが、心配していた事態が。
僕のスーツケースはスーツケース自身の重さを計ることができる機能がついているが、重さを計ると32kgを少し超えていたのだ。
アメリカン航空のホームページで預け荷物の制限を確認すると、2個まででそれぞれが23kg以下、荷物全部の縦横幅の合計が156cmとなっている。
荷物を2つに分ければ、23kgになるだろうが、僕のスーツケースは大きめサイズでギリギリ縦横幅の合計が156cm。
荷物を2つに分けたことにより、今度はサイズオーバーになり、重量オーバーよりもオーバーチャージがかかってしまう。
さらに、32kgまでのオーバーチャージは100$だが、32kg以上はさらに倍の価格がかかってしまう。
先ほど計ったら、32kgを少し超えている僕のスーツケースのオーバーチャージは100$以上を請求されるかもしれない。
できれば、オーバーチャージをかけずにうまいことやりたいものだが、それを実現するためには、手荷物で9kg分を持ち込むしか無い。
しかし、機内持ち込み用のバックパックにはそんな余裕はない。
どうしたものかと考えたが、結局スーツケースを32kg以下に抑え、バックパックに圧縮袋に詰め込んだ洗濯物を詰め込んだ。
これでオーバーチャージ100$となるだろう。

荷物をまとめた後、ホテルを出て、フィッシャーマンズワーフの海べりを散歩する。
サンフランシスコきっての観光地は平日にも関わらず、朝から人が多い。

適当にぷらぷらと歩きながら、昨日のうちに目をつけていた、ブラジルカフェを訪れた。

ここのところ、肉や炭水化物のオンパレードだった。
店内で、オレンジと人参のジュース、そしてアサイーボールをオーダーした。

このアサイーボールを一人で平らげる人がいるのだろうかと思うほど大きい。
そして、盛り付けがとてつもなく愛らしい。
Cute!と言うと、店員は誇らしげだった。
オレンジと人参のジュースも美味かった。
これで、ビタミンと食物繊維が補充できそうだ。

その後、Uberを呼んで、SFMOMAに向かった。
一度、ニューヨークのMOMAに行ってみたいと思っていたが、ここサンフランシスコにあることは初耳だった。

美術館の建物は近代建築の粋を集めたような作りだ。
入り口に入ると、まず、コートとカバンを預けるように言われた。
これは必須なのだろうか。
取り急ぎパスポートとカードだけ、身につけクロークに預けた。
2階に上がるとチケット売り場がある。
さすが、チケットを売っているスタッフもイケメンでオシャレだ。
ここはそういう人が集まるのだろう。
チケットにはシールがついていて、それを体のどこかに貼っていれば、7階まである建物内すべての作品が閲覧できた。
まず2階の作品を見た後、7階まで上がって降りながら見ることにした。
感想は、とても不憫なのだが、近代美術はよく分からない。というのが、率直な意見だった。
MOMAにとって、僕はきっと価値なき人間だろう。
まあ、変な作品もあって、見ていて面白かったけどね。

その後、歩いてチャイナタウンに行くことに。
ここサンフランシスコのチャイナタウンは、アメリカの中でも最大と言われる。
ドラゴンゲートから、真っ直ぐ街の中を歩いてみた。
何か、美味しそうな小籠包でもあれば、つまみたいと思っていたが、歩いている範囲では、ピンとくる店がなかった。
横浜中華街や、神戸中華街とほとんど同じようにみえることもあり、あまり興味度が上がらず、引き上げることにした。

Uberでホテルに戻ると、小腹が空いた。
そこで、ホテル近くのChipotleというメキシカンのファストフードに行くことに。
夕飯には早すぎる時間ということもあって、店内は空いていた。
ブリトーを注文すると、ガラスケースに並べられている具材を選べという。
ライス2種類、マメ2種類、肉5種類、サルサ5種類、チーズ2種類、ワカモレ、レタス。
サルサまで選んだところで、全部を選ぶと大変なことになると察知。
チーズとレタスは抜きにしてもらった。
しかし、それでも重量2キロはあるんじゃないだろうかというほどの大きさに。
最後の最後にアメリカのダイナミックさを嫌というほど知らされた。
テイクアウトにしてもらい、部屋で食べることに。
案の定、半分ほどしかたべられなかったが、とても美味かった。
特に、サルサとワカモレがよかった。
今度食べる時は、もしかするとライスと肉を抜いてヘルシーにしてもいいかもしれない。

お腹が膨れたところで、早めに空港に向かうことにした。
行ってからゆっくりPCでも触っていようと思ったのだ。

これまでは、シェラトン脇の道まで出ていたが、大きなスーツケースがある。
ドライバーに、エントランスまで来て欲しいとメッセージを打った。
すぐにSureという返事が来て、迎えてに来てくれたのは、初の女性ドライバーだった。
これまでのUberカーはシンプルで何もなかったが、彼女の車は個性的な派手な内装をしていた。
明るい性格の彼女と話していると、彼女も今年の9月に日本に行く予定とのこと。
これで二人目だ。
日本はアメリカの若者にとって一度は行きたい国なのだろうか。
それとも、これはたまたまか?
しかも向こうに友達がいない。一人で行くとのことだった。
東京で友達を作って乗り切るというたくましい彼女に、何かトラブルが合ったら、さっきのSNSに連絡してと伝えると、とてもうれしそうだった。
ブログをしているということなので、そのアドレスが記載されたメッセージカードももらった。
チェックするよと言って、送ってくれた礼を伝えて車を降りた。

これでとうとう、旅は最終章だ。
シリコンバレーの友人に電話をすると、奥さんが帰りは何事もないといいねといって笑っていた。
本当にその通りだ。

それにしても楽しい一週間だった。
サンフランシスコは本当に美しい街並みで、人も優しい大好きな街だ。
またいつの日か遊びに来たいと、思った。

旅の最後のクラムチャウダー。