【記事要約】
『一歩踏み込んだ話ができる』関係性を築くために、どのような付き合いをすべきかについて。
1. まずは気軽に簡単な頼まれごとへの期待に応える
25歳で個人事業主となった当時、まだそこまで忙しくなく、時間に余裕があった僕は、知り合った会社の経営者や幹部に頼まれたちょっとしたお願い事に関して、暇だったこともあって、気軽に頼まれていた。
例えば、今度イベントがあるので、参加して欲しいといったものから、そのイベントの写真を撮って欲しい。スタッフとしてちょっと手伝って欲しいといったことなどだ。
僕は特に見返りを期待することもなく遊び感覚でそれらの頼まれごとを引き受けていた。
実際、新しく見る世界が面白かったということもあった。
後から考えると、そういったことを積み重ねていたのが、『一歩踏み込んだ話ができる』人脈づくりに大いに役立った気がする。
少しいやらしい言い方になってしまうが、相手にとってみれば、僕に借りができたわけだ。(もちろん僕は貸しをつくったつもりなど一切ない。)
だから、こちらから何かしらお願い事がある場合も、ちょっと無理かなーと思いつつも、言うだけタダだ。と思い、切り出すと、案外OKのことが多かった。
だから、まずはこちらから与える(Give)が一歩踏み込んだ話ができる関係性を作っていくのだろう。
2. 名刺交換以外の接点をつくる
一歩踏み込んだ話ができる関係性を作るために、知り合った人からの頼まれごとをとことん受けろと言われても、頼まれごとをされる機会すらないよ。という人もいるだろう。
そんな時は、名刺交換以外の接点で人と繋がるのがよい。
実際僕が経験したことだが、ある経営者の勉強会で、ちょっと分からないことがあったので、自己紹介の時にその業界だと言っていた人に話しかけてみた。
相手はいきなり話しかけられて面食らった様子だったが、すぐに打ち解け、その後家族ぐるみで付き合いをするほど仲良くなった。
今では10年来の友人だ。
その友人は、数々の有名情報誌に取り上げられるほど注目された起業家だ。
出会った当時はまだまだ知る人ぞ知るという感じだったが、この10年の間にどんどん急成長して、今やかなりの有名人になってしまった。
こういった出会いもあるのだ。
名刺交換ではない出会いだったので、ビジネスライクではなく、友達感覚で関係性を築くことができたのがよかったのだろうと思う。
だから、硬く考えて、ビジネスに発展するかもしれないから、きちんとした自分を見せなきゃといったスタイルではなく、本当に小学校で新しく友達になるといった感覚の出会いも僕は大事だと感じる。