【記事要約】
酒さ改善のためには、外側からのケア以外に内側からのケアが重要。食べるものから飲み物まで、それまでの食生活を見直し、腸内環境を改善することは、カラダ全体にとっても大切。
1. 酒さ改善のための水分補給
東洋医学で、酒さの原因とも言われている『瘀血』という体質。
瘀血は、血液が、汚れたり、粘度が高まって流れにくくなる。つまりは「血液ドロドロ」の状態。
瘀血は、伝統中国医学で、鬱血や血行障害など、血の流れの滞り、またはそれによって起きる様々な症状や疾病を指す言葉だそうです。
この瘀血と酒さは関連性が深いと言われている。
そのため、血液ドロドロの状態を改善するために、効果的なたっぷりの水分補給を心がけてきた。
実際、意識して水分をこまめに、十分(1日2リットルほど)を摂取している時は、酒さの状態が落ち着いていたり、改善したりした。
だが、前日、かなり大量にアルコールを飲んで、恐らく脱水症状のときなどは、毒素がカラダに溜まっているのか、症状が悪化することも。
そのため、体内の毒素を排出して薄め、血液ドロドロをサラサラにするためにも、水分補給はとても効果的。
しかも、誰でも簡単にできる。
意識して、水分をたくさん取ることが大切。
2. 酒さ改善のための食事
先程ご紹介した瘀血体質のカラダには、カラダを温める食品がいい。
そこで、カラダを温めるには、冬が旬の野菜や、土の中にできる野菜がよい。ということで、かぼちゃやさつまいも等の根菜、そして玄米を中心にした食生活を送るようにした。
また、血液サラサラ効果の高い納豆と玉ねぎも積極的に食べた。
しかし、正直食べることが好きな僕は、あまり食事に神経質になりすぎるとストレスが溜まることを自覚しているので、これらの食品を意識しつつも、食べたいものは我慢せず、いただくことにしていた。
あと、一切辞めたのは、コンビニ飯。
以前は、食事を作るのが面倒くさくてよく利用していたが、どんな添加物が入っているか、全くわからないので、最近は絶対に買わないようにしている。
食品添加物がカラダの中に入り、予期せぬ影響を与えている可能性が高いからだ。
その他、カフェイン、糖質、アルコールも酒さには良くないと言われているが、コーヒーもお酒も大好きな僕は、我慢してストレスを貯めるよりは、ほどほどにを心がけて嗜むようにしている。
3. 酒さ対策のために腸内環境を整える
顔が赤い日が続いている時は、たいてい少し便秘がちなことが多い。
そのため、自然素材で腸に優しい便秘薬を飲んですっきりした翌日は、明らかに肌の調子が改善している。
そのため、僕は腸内環境を整えることにも気を使った。
#6の記事で、病院に行くと酒さ治療のために抗生物質を処方されることがある。
しかし、この抗生物質は腸内の善玉菌まで殺してしまうため、腸内環境が悪化してしまう。
それ以前に僕は、抗生物質が合わなく、症状が逆に悪化したので、一切抗生物質を辞めた(人によります)。
リーキガットという言葉も、最近徐々に知られるようになったが、これも酒さに関係しているのではないかと思う。
リーキガットは、腸の粘膜に穴があいてしまい、本来排除されるはずの有害物質(毒素)が体内に取り込まれてしまう状態のこと。
瘀血、毒素というキーワードから考えても、リーキガットにより、体内に毒素が取り込まれ、血液の滞りにより、それらが上手に排泄されず、酒さという不定愁訴を起こしている可能性は高い。
乳製品や発酵食品をとるということも大切だが、僕が一番気を使ったのは『腹八分目』に食べるということだ。
あとは、寝る前に食べないということ。
それまでは、満腹にお腹がいっぱいになるまでご飯を食べて、寝る直前までお酒とおつまみをつまんでいるような生活習慣だった。
しかし、腸は四六時中働いている。
こんな生活では、疲れて腸内環境が悪化するのも当たり前だった。
自分の腸内環境の状態がどのような状態か一番分かりやすいのは、便の色だ(お食事中の人すみません)。
「バナナうんち」と言われる状態が一番いい状態らしい。
色が黄色から黄褐色で、するりと出るタイプの便だ。
腸内環境が悪かっただろうなと思う頃、便は固く、色も黒っぽかったり、緑っぽかったりした。
しかし、食生活に気をつけ始めてからは、明らかに便の状態が変わった。
もちろん、カラダも肌の調子もいい。
ちなみに、かかりつけの胃腸専門医に聞いた話では、センナ茶やどくだみ茶など、便秘解消のためのお茶は胃腸を痛めるので、常飲するのは辞めたほうがよいとのこと。
あくまで自然なお通じが大切です。
酒さにお悩みの方は、この腸内環境にも是非気を配ってはいかがでしょうか。
※ここで紹介している内容は、あくまで僕に合っていた方法なので、実際にご自身で試される場合は、ひとつひとつ様子をみながら自己責任でお願いします。