【記事要約】
ネットショップを立ち上げれば、出品すれば売れるという妄想を持っている人が今でも非常に多い。その幻想に囚われた人々は言ってみれば、ネットショップモールのいいカモになっているのが現状だ。
1. 出せば売れるは大間違い
正直楽天などのショッピングモールは潤沢な広告費が無いと、全く勝ち目はない。
「アクセス数が一日に○万件ある」「最高益を出しているショップの月の売上は○億円もある」「出店数が日本一」といった運営側の甘いキーワードに誘われて、多くの人が自分もショップを立ち上げれば、間違いなく売れるんじゃないか?だって商品がいいんだもん。という幻想に囚われる。
しかし、実際は初期費用、月間の運用費を支払い続けて1年以上たっても閑古鳥。
結局、ショップ運営費だけが消えていき、最終的には出店を辞めるというケースがほとんどだ。
何故かネットショップを立ち上げれば、売れるという幻想をいだいている人と言うのは非常に多い。
しかし、ネットショップをうまく行かせるためにはリアル店舗を1店舗別に立ち上げ、そちらを繁盛させるのと同じくらいの労力が必要と言っても過言ではない。
「いい商品だから売れるか?」
答えは「売れません。」だ。
2. 作ったばかりのネットショップはなぜ売れないか?
作ったばかりのネットショップはなぜ売れないか?
答えは簡単だ。
あなたのサイトを訪れるお客さんがいないからだ。
楽天などのネットショップモールに出店したからと言って、すぐにアクセスがあるわけではない。
ましてや、作ったばかりの自社サイトのネットショップなら恐らくアクセスは社内関係者ぐらいだろう。
よっぽど知名度が高く、顧客リストも多い会社なら、プレスリリースにより、まだアクセスがあるかもしれないが、ほどんどの場合は、作ってすぐに売れるかな?とワクワクしていても全く市場の反応はないはずだ。
作ったばかりのサイトは、Googleなどの検索エンジンにも検知されていないため、検索結果にすら出てこない。
ネットショップでのコンバージョン率(成約率)は1%あれば良店と言われている。
つまり、100人があなたのショップを見たら、1人が買えばよいショップということになる。
要はショップへのアクセス数が大量に必要になる。
計算通りにすれば、100人に買い物をして欲しければ、1万アクセスが必要なのだ。
3. あなたのネットショップで商品が売れるためには?
一番手っ取り早いのは、ネット広告だ。
GoogleやYahoo などの検索エンジンで検索した時に、検索結果とは別に広告が出てくるはずだ。
それらを活用したり、ネットショップモールの場合は、モール独自の広告を利用するのも手だ。
だが、このネット広告も1万や3万で効果が出るものではない。
月数十万円から数千万円の広告費を使えるほど潤沢な余裕があればこそ、波に乗ることができる。
ほとんどの零細企業には、そんな余裕はないだろう。
広告費をかけずに地道にアクセスを稼ぐには地道な努力が必要だ。
こちらに関しては前回の記事で書いたので参照してほしい。