【記事要約】
ビットコインマイニング用PCの組み立てについて(その1)。
1. 静電気対策をする
「PCパーツ、特にマザーボードを触る時には、静電気への注意が必要。」
これに関しては、問題ない、問題ありで意見が2つに別れる議題だが、
僕は大学の頃に「静電気に気をつけろ!」と刷り込まれたため、今でもおまじないとしてPCパーツを触る時は、静電気を避けて作業をするようにしている。
万全の準備としては腕にアースをつけるといったやり方もあるが、僕はアースももっていないし、そこまで厳重にしなくてもいいか…。とも思っているので取り敢えず以下の2点を気をつけている。
①静電気の起きにくい服装
冬場は特に静電気が起きやすいので、アクリルのセーターなどは一旦脱いで作業をする。
②ゴム手袋をする
ゴムは電気を通さないので、薄手の手にピッタリくるゴム手袋をして作業をする。
何かしら、不都合が合った時に、もしかしたら静電気かも…。と後から公開するのが嫌なので、静電気対策はなるべくするようにしている。
2. マザーボードにスペーサーを取り付ける
今回使うのはこちらのマザーボード。
ASRock Intel H110 チップセット搭載 ATX マザーボード H110 PRO BTC+
マザーボードは様々な金属の回線がむき出しになっていて、他の金属が触れた状態で電気が通るとショートするため、接地面から浮かせておく必要がある。
そのためにマザーボード用のスペーサーを取り付ける。
tmsDirect 基板用 樹脂スペーサー 8mm 取付穴4mm PCB ワンタッチ取り付け マザーボードにも【10個セット】
マザーボードのスペーサー用(写真の赤色のマル)の穴にとんがっている方を下から刺すとカチッとはまります。
CPUソケットの周りの4つの穴(写真の黄色のマル)は、CPU冷却ファンのための取り付け穴なので、ここは避けて、他の穴にポチポチと刺していきます。
こんな感じに刺します。
3. マザーボードにCPUを取り付ける
PCの組み立ては何からはじめなければならないといった決まりはないけれども、取り敢えず頭脳であるCPUをマザーボードに取り付けることから開始。
Intel CPU Celeron G3900 2.8GHz 2Mキャッシュ 2コア/2スレッド LGA1151 BX80662G3900 【BOX】
こちらが箱の中身。
CPUチップと冷却ファンが入ってます。
マザーボードのPCソケットの留め金を外して開けます。
留め金は結構固く止まっているけれどもマザーボードはデリケートなので、慎重に外します。
ソケットにCPUの爪を合わせてセットします。
(写真のCPUについているベトベトは冷却用ゲルなので気にしないで。)
この時、とっても注意が必要なのはそーっと丁寧に置くということ。
CPUソケットの中にある大量の針のような突起はとても折れやすく、これが曲がったりすると、うまく起動しなかったりします。
実際僕はこれで失敗して買ったばかりのマザーボードを一台ダメにしました。
再び、カバーを丁寧に降ろして(バタンと倒れがち)留め金を止めます。
CPUソケットに予め付いている黒いカバーはいらないので外します。
次に、CPUソケットの周りの4つの穴に合わせてCPUファンを取り付けます。
買ったばかりの冷却ファンの裏側には冷却用ゲルがついているので、うっかり触ると汚れるので気をつけて。
ファンの周りの4つの足を穴に合わせて差し込み、ネジをくるっと90度回転させると固定されます。
最後に、ファンから伸びているコードをCPUファン用の電源(写真赤丸の位置)に差し込みます。
これでOK!
次回は続きをご紹介します。
[ビットコインのマイニングをしてみた#1]ビットコインのマイニングについて調べる
[ビットコインのマイニングをしてみた#2]ビットコインマイニング用自作PCのために買ったもの
[ビットコインのマイニングをしてみた#3]ビットコインマイニング用自作PCを組み立てる(その1)
[ビットコインのマイニングをしてみた#4]ビットコインマイニング用自作PCを組み立てる(その2)
[ビットコインのマイニングをしてみた#5]ビットコインマイニング用自作PCを組み立てる(その3)
[ビットコインのマイニングをしてみた#6]いざNiceHash Minerでマイニング開始!
[ビットコインのマイニングをしてみた#7]Nice Hash再稼働でマイニング復活!Nice Hashがハッキングの被害に。マイニング不可→復活まで