シリコンバレー弾丸ツアー(サンフランシスコ旅5日目)

この時期、サンフランシスコは雨季だ。
しかし、ここ数年は雨季に雨が少なかったようで、乾季の水不足が深刻だったらしい。
だが、今年は僕がロスアンゼルスに到着した日から、ずっと嵐が続いている。
そのため、大雨に慣れていないサンフランシスコでは、交通事故が多発し、場所によっては浸水、土砂崩れが起きて、ダムも決壊一歩手前らしい。

昼頃友人家族が迎えに来てくれた。
そして、ランチは一緒にメキシカンを堪能する。
いつもならビールかマルガリータを飲みたいところだが、明朝まで飲んでいた飲み疲れが響いている。
アップルジュールに留めることにした。

ランチの後は、シリコンバレーの見どころを案内してくれるという。
友人はここ、シリコンバレーでスタートアップ起業のCEOを勤めている。
ただでさえ忙しい彼にとって、休みの日はとても貴重なはず。
そんな中、ノコノコやってきた僕のために時間を割いてもらうのは恐縮だったが、せっかくなので甘えることにした。

この日はPresident Dayという祝日。
しかも、大雨。
そのため、車でさーっと回ることにした。
まずは、言わずと知れたGoogle。

普段は、無人運転カーがひっきりなしに走っているらしい(この日は祝日のため、残念ながら遭遇できず)。
辺り一帯何ブロックにも別れて、Googleは広大な土地を占領していた。
スケールが大きい。大きすぎる。
規模の大きさに唖然とした。
所々に置いてあるGoogleカラーの自転車は、敷地内を移動するために自由に使っていいらしい。

あり得ない広さのGoogleエリアを出ると、ひとまず奥さんと子どもたちをマンションに送り届けた。
その後、再び友人と一緒に車を走らせる。

NASA、Apple本社、Facebook本社。
What’s UP誕生の店であり、スタートアップの若者たちの聖地。
Red Rock Cafeで眠気覚ましのコーヒーも買った。
さらに友人の会社が入っているインキュベーションセンターのPlug & Playも尋ねた。

すべてのスケールが大きすぎて、驚きしかなかった。
日本にこれだけのスケールのIT会社はおそらくひとつもないだろう。
しかし、アメリカにはゴロゴロとビッグなIT企業が存在している。
すごいという言葉しかなかった。

弾丸ツアーの後は夕方から、知り合いの日本人シェフのご自宅に遊びに行こうということだった。
再び友人家族をピックアップすると、日本人シェフの家近くにある高級住宅街へと友人は車を走らせた。
そして、スティーブ・ジョブズの家や、HPはここから始まったというガレージがある家、ラリー・ペイジの自宅を紹介してくれた。
何故知っているのか不思議だが、彼は本当に持っているIT業界の情報量が半端ない。

その後、日本人シェフの自宅にお邪魔する。
日本人シェフご夫婦は、初めての来訪者を明るく迎え入れてくれた。
彼らの子供は4人姉妹。友人の子供は2人姉弟。
合計6人の子どもたちがはしゃぐ中、大人たちの食事が始まる。

互いの自己紹介、出会いの話。
今後の夢。
シリコンバレーにいる日本人はパワーがあると本当につくづく感じた。
盛り上がる話を続けたい雰囲気だったが、友人は日本との会議が21時30分から分刻みで4件入っているそうで、今日は早めにお開きとなった。

遅い時間にCal Trainで時間をかけて帰るのは、面倒くさかったため、Uberで帰ることにした。
かなりの距離があるが、Uberはやはり安い。
アメリカに来たらUberを活用するべきだということを、つくづく学んだ。