予約台帳アプリ『レストランボード』を活用する[飲食店向け効率化のためのIT活用術#2]

【記事要約】

お店の売上見通しとなる予約状況。そして集客アプローチの強い味方になる顧客リスト。予約の管理はカレンダーに手書き。顧客の情報はストックなし。そんな状況ならば、ぜひ使ってほしいサービスが低コストで機能が充実した予約台帳アプリ『レストランボード』だ。

 

1.  予約情報を効率よく管理する

営業時間外に予約の電話がかかってきたら、どうしているだろうか。

恐らく、携帯電話に転送している人が多いだろう。

さらに、その場で予約状況をすぐに確認するために常に手元に予約台帳を持ち歩いていなくてはならない。

常に予約状況を手軽に把握する。

その力強い味方となってくれるのが『レストランボード』というクラウドサービスだ。

iPhone、iPad用アプリダウンロードはこちらからできます。

専用のアプリをスマートフォンにインストールしておけば、いつでもどこでも予約状況が確認できる。

転送電話を受けたら、予約状況をすぐにスマホで確認し、顧客に返答できるのだ。

もちろん、情報は常に同期されるので、パソコンやスマホ、タブレットなどキャリアが異なるところから、複数人が同じ情報を共有できる。

このサービスの魅力は、ホットペッパーなどのグルメサイトからの予約とも連動できる。という点にある。

グルメサイトから予約が入れば、レストランボードに通知が来て、即予約などであれば、自動的に登録される。

これは便利だ。

各グルメサイトの管理画面をバラバラに見なくても、レストランボードで予約の管理を集約できるというわけだ。

また、レストランボードに自分の店のテーブルを登録しておけば、予約と同時に席を指定できる。

すると、どのテーブルが空いているかも一目瞭然だ。

もちろん、コースや要望などの情報も同時に登録できる。

予約の日にち、時間、テーブル、人数、コース、要望、テーブルの確保時間の情報が一元管理できるのだ。

さらに、便利なのが、満席になれば、グルメサイトの予約情報とも連動してくれるという点だ。

そのため、オーバーブッキングの心配もない。

もちろん、どのグルメサイトからの予約かも情報として記録される。

よって、効果が高いグルメサイトを検証することもできる。

そして、何と言ってもこれらの機能が無料で使えるというのがとても魅力だ。

メッセージ配信やホームページ機能などのオプションは有料となるが、オプションを使わずとも十分有益な機能になっている。

予約状況の把握というのは、先行きの売上見通しを立てる上で非常に重要だ。

予約状況により、その月の売上がだいたい予想できる。

よって、予約が少ない場合は、何かしらの集客アプローチを行動に移さねばならないという指標にもなる。

2. 顧客情報をストックする

レストランボードには顧客情報も登録することができる。

氏名、来店回数、生年月日、電話番号、メールアドレスなどの情報だ。

これらの顧客情報があれば、DMを送ったり、メールのご案内をすることも可能だ。

こちらからのアプローチができるということだ。

新規の顧客を10人増やすよりも、リピータの顧客に再び来てもらうほうが、ハードルが低い。

また何度目の来店履歴も自動的に残るため、好みなどの情報もストックできる。

好みや来店したということを覚えられていると顧客の満足度はぐんと上がる。

グルメサイト経由の予約の場合、グルメサイトに登録されている情報が自動的に連動されるため、グルメサイトにある情報をレストランボードの顧客台帳にコピーするという手間も省ける。

ただし、メアドなどの個人情報は見ることはできない。グルメサイトからの情報配信は可能だ。

レストランボードは、予約情報と顧客情報の登録、管理を簡素化でき、さらに無料で利用できるという点が大きな魅力だ。

飲食店にはぜひ活用してほしい。

 


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