【記事要約】
飲食店向けに限らずPOSレジシステムというのは、従来とても高額で手が出しにくいものだった。それが、iPadを使って簡単に低価格で導入することを実現したのが『ユビレジ』だ。
1. ユビレジとは?
POSレジシステム『ユビレジ』は、前回紹介した『フリックオーダー』と連動させることによって、非常に協力なツールとなる。
ユビレジは基本的にレジの代わりとして使うことがメイン機能となる。
フリックオーダーで注文し、ユビレジで会計処理を行うという連動をすることにより、フリックオーダーで入力された注文情報が会計時に即時にユビレジに送られ、会計処理の簡素化とスピーディー化を図ることができる。
さらには、フリックオーダーで来店時に登録された人数、性別、年代、時間なども共有され、様々な分析を行うことができる。
もちろん注文内容の同期により売れ筋メニューなどの分析もできる。
複数店舗を展開する店においては、さらに魅力的なのがデータ統合だ。
各店舗の売上管理を一元化することにより、手入力作業がほとんど発生しないため、会計作業のミスや不正防止にも繋がる。
手作業による会計では、打ち間違いが発生刷る可能性も多く、それは顧客にとって−イメージとなる。
会計時やレジ締め作業の短縮により、人件費をカットできるのが魅力だ。
しかも、これらがiPadで実現できる。
2. 飲食店にとって魅力的な機能
1.メニュー分析
どのメニューが人気があるのか、ないのかが一目瞭然になるため、メニューの方向性を決めやすい。
2.客数・客層が把握しやすい
フリックオーダーとの連動により、客数と客層の把握が容易になる。
また、客層によるメニューの注文傾向も分かる。
20代、30代、40代におすすめしたらよいメニューをそれぞれ決めることができる。
スタッフにそのことを事前に伝えれば、スタッフもサービスしやすくなる。
オープン当初に想定していた客層と実際に来店が多い客層のギャップなども把握しやすくなる。
3.時間、曜日ごとのスタッフ配置の予想が立てられるように
分析結果により、スタッフが多すぎないか、少なすぎないかが把握できる。
適切な時間帯に、適切なスタッフ人数を配置することにより、無駄な人件費を使う必要がなくなる。
4.グルメサイトなどからの集客状況が把握できる
食べログ、ホットペッパー、ぐるなびなどとの連携などにより、集客経路の集計も可能。都度登録できていれば、チラシ、Facebook、Twitter…などからの来店経路も把握できる。
どのプロモーションが効果的か把握することにより無駄な広告費を使う必要がなくなる。
5.複数店舗の情報を一元管理できる。
店舗ごとにアカウントを持つ必要がないため、各店舗の情報管理が簡単にできる。
店舗数分アカウントがあり、都度ログイン&ログアウトの必要がないだけでも時間の節約になる。
3. 財布を圧迫しない低コスト
フリックオーダーと同様、ユビレジの利用料金も低価格だ。
飲食店プランも月8,000円代で1万円を切る。
どんなに便利なツールでもコストがかかるとそれは、財務を圧迫してしまう。
一昔前までは導入に数十万から数百万円かかっていたPOSレジが月額この低料金で、しかもiPadを使って実現できるのは、とてつもない魅力だ。
飲食店にとって、これらの情報を知っているか知らないかだけで、経営にとって、大きな分岐点にさえなりうる。
低価格のツールを効果的に利用する。
これが、かしこい飲食店経営にとって欠かせないものになりつつある。