酒さに良くないものとそれを避ける生活サイクル[酒さ改善までのステップ#2]

【記事要約】

酒さの原因は不明だが、悪化因子は様々なものが知られている。個人的見解からの悪化因子ランキングと基本的なライフスタイルについてご紹介。悪化要因への対策詳細は今後の記事にそれぞれ書いていきます。

1.  酒さの悪化要因あれこれ

ネット上にも酒さの悪化要因はいろいろ転がっているが、僕なりに悪化要因のランキングづけをしてみた。

<悪化度合いNO.1>ストレス

前回の記事でも書いたように、これは間違いないと思う。

酒さになる原因を考察[酒さ改善までのステップ#1]

酒さだけでなく、様々な病気もすべてストレスから来ているのではないかと思う。

このストレスによるホルモンバランスの悪化も大きく関わっているようだ。

<悪化度合いNO.2>乾燥

乾燥すると必ず酒さは悪化した。だけれども保湿も自分に合うやり方をしないと逆に酒さを悪化させることも。

<悪化度合いNO.3>合わない洗顔料と洗顔方法

洗顔料やクレンジングに含まれる界面活性剤が特に刺激になっているのではないかと思う。洗顔料と洗い方は酒さにとって、とっても大事な要素である。

<悪化度合いNO.4>間違ったスキンケアと合わないスキンケア製品

間違ったスキンケア、特に「擦る」ということは酒さにとっては大大大NG。これまでのスキンケアに慣れているので、自分では擦っているつもりがなくても、肌にダメージを与えていることも。スキンケア製品も自分にとって刺激になるものは、酒さを悪化させる。

僕も、自分に合うスキンケア製品を見つけるまで苦労した。

<悪化度合いNO.5>寒暖差や冷水・温水

冬は特に、温かい部屋から寒い外に出ると、それが刺激になるらしく、酒さが悪化する。また、洗顔時の水の温度も大切だ。

温水は肌を乾燥させるからといって、冷たい水で洗っていたが、その水の冷たさが逆に刺激となって悪化することも。

<悪化要因と言われているけれども、僕的には悪化要因でなかったもの>

日光

日光を避けるためにサンスクリーンを塗ることはしたが、しばらく屋外にいたからといって、悪化することはなかった。むしろ日にあたって遊んでいる方が調子が良かったりした。日光アレルギーでなければ、おそらく日焼けをして、その後の乾燥が悪化要因になっているのではないかと思う。

カフェイン、アルコール

僕は、これらどちらも大好き。毎日コーヒー飲むし、お酒も嗜む。

以前、悪化因子と聞いて、3ヶ月くらい断ったこともあるが、その間も症状がひどくなることもあったし、ベロベロに酔っ払うほど連日飲んでも全然調子がいいこともある。

僕的には、これらは悪化因子ではなかった。むしろ、大好きなものを我慢してストレスをためる方がよくないと思う。

腸内環境

腸内環境が酒さに影響している可能性もあるという記事を読んで、半年ほど食べ物も気をつけて、添加物を取らないように、規則正しい食生活を。と努力したが、特に何にも変化はなかった。胃腸は病院で検査をしても太鼓判を押されるくらいの健康度だし、お通じは毎日、多い日は2回あるほどだ。理想的な食生活を送ろうが、ポテトチップを食べようが、食べ過ぎようが、特にそれによる影響はなかった。

刺激の強い食べ物・熱い食べ物

これは、正直食べて一時的に体温が上がるため、顔が赤くなるだけの話のような気がする。僕の場合は、特に影響しなかった。

2.  酒さを悪化させない基本ライフスタイル

悪化因子からして、何と言ってもストレスを無くすことが一番だ。

僕の場合、ちょうど借金も返し終わったことだし、一切の仕事を辞めた。笑

新規の仕事依頼はここ3年ほど全部断り、信頼できる知り合いにお願いしたりしていたところだったので、スムーズに隠居生活に移行できた。

といっても、これまでのクライアントもいるので、無理しない程度の仕事量になるよう調整したとも言える。

幸い、一緒に仕事をしていて楽しいクライアントだけが残り、さらには、月イチのミーティングだったり、パートナーの人に外注していたり、ネット上でのやり取りで済むことも多く、ほとんど仕事というものをすることが無くなってしまった。

でも、収入が無くなるとそれもストレスなので、このような状態でも収益が見込めるよう、年数をかけてビジネスモデルを作り込んでいたのがよかった。

おかげで、10年近くに及ぶ不規則な生活とストレスフルな仕事から開放されて、その後は自由気ままな1年を送った。

しかし、1年後、あまりにも自堕落な生活なので、今では、きちんと12時前に寝て、6時半に起き、3食作った料理を食べて、運動もするという、ちょっと前までは考えられない生活をしている。

とにかく、医者の誰もが言っているが、ストレスを溜めないことと、規則正しい生活が一番だ。

今あるストレスは、本当に必要なストレスなのかを考えて、そのストレスを開放するのがいい。

 

まとめますと、以下、僕がよかったと感じる基本のライフスタイルです。

(1)ストレスを溜めない、ストレスから逃げてもいい!いっぱい遊ぶ!笑う!

(2)早寝早起き。12時前に寝て、7時前に起きる。

(3)手作りのご飯をしっかり食べる

(4)運動をする(僕の場合、起床後のストレッチと夕方のヨガ、散歩)

(5)お風呂につかってリラックスする

そして、何と言っても

(6)酒さを気にしない。

自分が思っているほど、他人は自分のことを気にしていません。

酒さのことを知っている友人に「今日、肌調子いいんだ」と話しても、「え?そうなの?ふーん。調子わるかったっけ?」ってことが多々あります。

3.  酒さの症状が悪化しやすい冬の過ごし方

酒さの症状が悪化しやすいのは、何と言っても冬だ。

春や秋など過ごしやすい時期は、調子が良かったのに、冬の時期は何の前触れもなく、突然悪化したりする。

原因は何と言っても「乾燥」だ。

(ちなみに夏も恐らくクーラー等の乾燥で時折症状が悪化することがあった。)

ここからは僕の推測だが、乾燥した肌はおそらく、皮膚の表面の皮が水分を失ってめくれるのだろう。

調子がいい時でも、乾燥により肌がめくれて、そこに石鹸の界面活性剤や汚れなど自分に合わないの外的刺激が加わり、肌に炎症を起こし始める。

炎症により、肌温度が上がり、さらに肌は乾燥しやすくなるという、悪循環に陥るのではないかと思う。

だからこそ、冬はとにかく、乾燥させないことが大切だ。

しかし、やっかいなのは、酒さの肌は保湿しすぎてベタベタにクリームなどを塗ると熱がこもるらしく、症状が悪化してしまうことだ。

乾燥もダメ、過度な保湿もダメとなると、どうしろっていうんだという感じになるが、それでもくじけず探求した。

乾燥の大敵は洗顔だということに気がついた。

それまで大丈夫だったクレンジングも洗顔料での洗顔も冬の時期はNGになることに気がついた。

しかし、前述したように顔に出た自分の油分も酒さには大敵・・・。

そこで、考えついたのがタオル洗顔だ。

洗顔と行っても洗わない。温かいお湯で濡らしたタオルを軽く絞り、顔を吹く。といっても擦るのはNGなので、顔に優しく当てて汚れを取る。

熱すぎるとまた肌への刺激になるので、ほっこりするくらいの温かさ。

これは、気持ちもいいし、けっこう汚れも取れる。

冬は、洗いすぎない。

これに尽きる。


酒さに良くないものとそれを避ける生活サイクル[酒さ改善までのステップ#2]酒さに良くないものとそれを避ける生活サイクル
[酒さ改善までのステップ#2]

酒さになる原因を考察[酒さ改善までのステップ#1]

【記事要約】

原因不明の病「酒さ」。原因不明と言えども、何かしらの原因があるからなるはず。それまでの生活等を振り返って自分的にこれかな?という原因を考えてみました。

 

「酒さ」になった僕の体験と酒さとの付き合い方をご紹介します。

現在も症状が出たり、出なくなったりとまだ完治はしていないけれども、大分改善し、うまく付き合うことによって、MAXで酷かった状態になることも無くなりました。

同じ酒さで悩む人にとって、役に立てばと思い、この記事を書くことにしました。

酒さは顔にでる病気なので、精神的に辛い人がたくさんいると思います。

少しでも役に立てばいいのですが、あくまで僕にとってよかった対策なので、参考として読んでいただければと思います。

大切なのは、自分に合う酒さ改善の方法を、少しずつ症状を見ながら見つけて行くことだと思います。

1.  酒さの予兆(はじめに)

「酒さ」という病名は医師に診断されて初めて知った。という人も多いのではないだろうか。僕もそうだった。

2015年頃から肌荒れがひどくなり、なかなか治らないことが多かった。

その後、お風呂上がりにおでこに赤いプツプツがたくさん出来ているのに気づいてよく見ると、顔周り全体にそれができていた。

最初はシャンプーや何かが合わないのかな?程度に考えていて、時間が立てば無くなったりもしていたので、あまり気にも止めていなかった。

そのうち、肌荒れというレベルだった顔の皮膚の状態が、次第に全体的に顔色が赤くなり、ブツブツや湿疹が出始めた。

その頃には、風邪を引いて病院に行った時に受付の人に「顔痛そうね」と言われるほどになっていた。

特に痛みはなかったのだが、風呂上がりなど、目の周りだけが白く後は赤い逆パンダみたいな状態になるようになり、大分気にするようになっていた。

その後、家族に病院に行くことをすすめられて、近くの医者に行って診断されたのが「酒さ」だった。

最初、飲み薬とプロトピックという軟膏を処方された所、すぐにブツブツが無くなり、赤みも引いた。

しかし、1ヶ月後、再び赤みが出たので、プロトピックを塗ったのだが、その後、少し落ち着いたり、悪くなったりを繰り返すようになった。

今思えば、このプロトピックという軟膏を長期間塗ったのがよくなかったのかもしれない。様々な記事によると、ステロイドやプロトピックの長期間の使用が酒さの原因になる場合もあるらしいのだ。

僕の場合、病院にかかり始めた後に、どんどん酷くなって行った。

おそらく、お医者さんの方針が良くなかったのではなく、悪化因子が強さを増していったのだと思う。

2.  酒さが一番ひどい時

酒さで病院にかかり始めて、一旦症状が引いた頃、一週間ほどで退院できる手術を受ける必要があったため、入院することになった。

簡単な手術とは言え、全身麻酔が必要だったので、麻酔が覚めた時は、吐き気と手術によるカラダの痛みでとてつもなくしんどかった。

この時、収まっていた酒さの症状が一気に悪化した。

退院して自宅に戻り、再びしばらく酒さの症状は収まったのだが、その2ヶ月後の冬に過去最大に湿疹がひどくなり、顔が腫れ、マスク無しでは客先に出られないほどになった。

今行っている病院がダメなのかと思い、近くの評判のいい違う病院へ。

だが、そこで処方された抗生物質が合わなかったようで、目が開かないほど顔がパンパンに腫れた。

もはや、このまま治らないのではないかという恐怖心と、顔のひどい疾患ということで、気持ち的にはかなり落ち込んだ。

こちらの写真は酒さの症状がひどい時の写真。

一番酷いときはこれよりもっと酷かった。

だけれども、症状をコントロールして落ち着いている時はこちらの写真ほど症状が落ち着く。

少し赤いむらむらがあるが、女性なら化粧をすれば全く分からないだろう。

3.  酒さの原因を考察

客観的に酒さになった原因と悪化要因を考えてみた。

結論は「ストレス」と「生活スタイル」だ。

こちら↓の記事にも書いたように、会社立ち上げ後の激務から、その後の経営失敗による借金2,500万円を返すために約10年間の間、べらぼうに働いた。

ストレスは簡単には、抜けない[エピローグ:V字回復上り坂]

睡眠時間2,3時間なんて当たり前。

休みってなんですか?という状態。

徹夜なんてしょっちゅうで時には3日徹夜ということも。

とにかく、働いて、寝る、食べる、風呂以外は仕事といった状態を10年も続けていた。

夜の付き合いも多く、またアルコールが強い僕はかなり飲んでいた。

食事も決して健康的だったわけではない。

不規則過ぎる不健康極まりない最悪な生活スタイルだった。

さらにはストレスだ。

借金2,500万円をひとりで返さなければならないというプレッシャーと、その返済金を稼ぐために対峙した仕事が魑魅魍魎が蠢く環境で、精神的強さとビジネスとしてのぶつかり合いや緊張感あふれる交渉などを余儀なくされた。

まあ、そのおかげで5年かからずに借金2500万円を返し終えることができ、普通の人がが一生のうちに経験するようなことを、短期間で経験することができたのだが、今思えば、信じられないほどストレスフルな環境で、よくやっていたなーと我ながら感心する。

今、同じことをやれと言われたら、絶対にやりたくない。

その時は気持ちが張っているので、自分自身がストレスを感じているなんて思わなかったのだが、カラダには徐々に何かが蓄積されていたのかもしれない。

そして、もう少しで借金も返し終わり、それに伴って、仕事もセーブして、少しのんびりして人生計画を見直してみようと思っていた矢先に決定的な出来事が起きた。

それは、13年間連れ添った愛犬の急死だった。

まるで、辛かった僕を支え続けて、僕がそれを乗り越えるのを見届けたようなタイミングだった。

本当に辛かった。

僕のストレスを愛犬が吸い取ってくれていたのではないかと思えるほど、優しくて可愛い子だった。

やっと、人間らしい生活を送れるようになる。時間が出来ると見込んでいた矢先だったので、今でも思い出しても涙が出て来る。

余裕のある今なら、もっと一緒に遊んだりかわいがる時間があったのに。と。

そうして愛犬が亡くなって、2週間後くらいに酒さが過去最大に悪化したのだ。

これまで溜め込んでいた悪いものが一気に噴出するかのようにだ。

それからは、一旦良くなってまた悪くなっての繰り返しだった。

だけれども、いつまでもこの疾患に悩むのも嫌なので、症状を見ながら色んな方法を試した。

その結果、波はあってもある程度うまく付き合う習慣やスキンケア等が分かってきた。

同じ酒さに悩む人のために、僕の経験が役に立てば幸いだ。


酒さになる原因を考察[酒さ改善までのステップ#1]酒さになる原因を考察
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