参入タイミングというもの[起業話#10]

僕は流れで個人事業を起こし、営業するまでもなく、お仕事をいただき、海と仕事の両立をするために事務所を借り、それはそれは順調だった。

前にも書いたが、それは、僕が優秀だったからとか、仕事ができるということはまったくなく、周りの人や仕事を紹介してくれた人、若手をサポートしようという気概のある方々のおかげ以外の何物でもなかった。

また、さらに重要だったのは、右肩上がりの業種だったということだ。

起業やお店がホームページを持つことが当たり前になりつつあった時代。

地方には東京の流れが1、2年遅れてやってくることから、僕の地元では、ちょうどその波が来ている時だった。

当時、調べたときにはホームページの制作をするとうたっていたのは地元の印刷業者や、映像制作の会社などで、その会社も殆どは外注に出していた。

その外注に出す先で、本当に制作をしてる会社というのが、本当に数えるほどだったのだ。

そのような状況の中、僕は東京で、しかも航空会社のWEB事業という一応WEB業界の最先端を見てきていたと思う。

だからこそ、提案内容や、アドバイスはとても受けた。

今では、個人から法人までWEB制作を請け負う会社はたくさん存在する。

だから、今の時点で参入するとなると競争相手も多く、価格競争も生まれ、なかなか大変だっただろう。

だが、僕が始めた頃は、ほとんど言い値で仕事が取れた。

むしろ、個人でやっていた僕は安い!と感謝されるほどだったのだ。

狙った訳ではなかったが、参入タイミングがばっちりヒットしたのだ。

もし、あなたが今起業を考えているのであれば、その事業内容の参入タイミングが重要になってくる。

これから伸びるであろう新しい業種だったとしても、早すぎれば世間は見向きしてくれないため、最初から仕事がとれずにつまずいてしまう可能性がある。

逆に長年存在する成熟業種であれば、それなりのビジネス戦略が必要になってくる。

例えば、税理士として起業を考えているのであれば、税理士は長年存在する業種だ。

すでに多くの起業はお抱えの税理士法人と契約をしているだろうし、新規顧客をゲットするとなると新しく起業や独立する人を狙うしかなくなってくる。

ただし、それだけでも顧客を増やせないとなると、いま存在する企業が、現在契約している税理士を振り切ってまでこちらを向いてくれる何かが必要になってくる。

それを、どう伝えるか、どう表現するかということまで重要になってくる。

起業するときには、今、自分の業種の成熟度がどの程度で、社会からの要望度がどの程度化を把握し、それらの条件を踏まえて独自の戦略が必要になってくる。

僕は、そんなことも知らずにのん気にやっていたなとつくづく思う。

自分の業種の参入タイミングを客観的に見つめ、確実に詰められる戦略を立てることは倒産しないための必要不可欠条件なのだ。


参入タイミングというもの[起業話#10]参入タイミングというもの
[起業話#10]

事務所を借りる[起業話#9]

初めての仕事を納品し、その後も立て続けに依頼をいただき、精力的に活動を始めていたが、その頃はまだ空いた時間はサーフィンをするために真面目に海に通っていた。

実家ぐらしの僕は、屋根裏部屋にデスクトップを置き、昼夜制作に勤しんで来たが、サーフポイントとなる海岸までは車で30分ほどかかった。

そのため、天気予報とにらめっこしたり、友人からの情報でいい波が来ていると分かると、ソワソワしっぱなしだった。

海に入りたくても、やらなければならない仕事があるときには、それをこなしてから海へ向かい、もうその頃には、波が落ちてきたりしている事が多く、ガッカリしたり、朝一で海に向かい、普通の人が働く時間に実家に戻ったりしている内にどうしてもその移動時間がもったいなくてしょうがなくなってしまった。

いい波が来ていれば直ぐに海に入りたい。

でも仕事もきっちりこなしたい。

その葛藤の末、僕が選んだのは、海の近くに事務所を借りるということだった。

しかも、海上がりにシャワーが浴びられるように風呂付であることが必須だったので、アパートの一室を借りることにした。

当然、家賃というものがかかるが、その頃には常に3、4本の仕事を抱えている状態で、売上は貯まる一方になっていた。

だから、多少コストを掛けても十分な利益が残る状態だったのだ。

ちょっと前までは、お金がなくなる不安に追われかけていたが、その頃にはもう余裕をもって敷金礼金を払って事務所の手続きができるまでになっていた。

しかも地方の海辺の町は家賃がとても安かった。

1LDKで駐車所までついて、確か4万円代だったと思う。

それまでは寝る場所も仕事の場所も同じ建物内だったため、メリハリがつきにくかったが、寝食をする場所と仕事場をある程度の距離で隔てることによって、気持ちのON・OFFがきっちりつくようになった。

こうして新しく「仕事場」を持ったことによって、一段と気持ちが高まったことを覚えている。

それは、自分自身がちょっと誇らしい気持ちだった。


事務所を借りる[起業話#9]事務所を借りる
[起業話#9]

パソコンひとつ身ひとつ[起業話#8]

業種によって起業の重みは違ってくる。

僕の場合は、WEB制作という業種だったため、ある意味パソコンひとつで起業が可能だった。

厳密に言うと、いい仕事をするとなると、カメラやプリンターなども必要だが、パソコンひとつでも仕事ができると言えばできる。

だが、例えばお菓子を作る会社だったり、建築業、福祉事業で起業するとなると、建物、スタッフ、機材、材料など、とてつもなく多くの要素が必要となる。

そうなると、当然初期投資に必要な資金は膨大になる。

僕の周りにも介護事業や食品製造業などで起業した友人がいるが、本当に尊敬する。

最初は1千万円など小さく借り入れをし、徐々に実績を作って、数年で数億の借り入れをして、事業を大きく育てていくその背中は同世代とは思えないほど逞しい。

もしあなたが今、起業することを考えているのであれば、その業種や事業内容によって、どの道となるのかを事前に知っておく必要がある。

僕の場合は、

・借り入れはしない

・可能な限りシンプルで身軽な体制

=パソコン一台、人も雇わない、オフィスもあってもなくてもいい

・小さなリスクと労力で最大のレバレッジを得る

というのが、ポリシーだ。

しかし、これは、僕の業態だからこそ可能であり、地域に根を張り、人との繋がりを大切にして、信頼を徐々に勝ち取っていくべき業態の場合は不適切になることが多い。

だからこそ、今あなたが起業を考えていて、様々な情報収集をしているのであれば、あなたの事業を成功に導く起業のための情報を集める必要がある。

なんでも起業関係の情報をすべて適応させてしまうと、とんでもない方向に言ってしまうことがあるから注意が必要だ。

 

あなたの事業を成功に導く情報は、どうやって集めるか。

それは、同業者の同じ起業家に聞くのが一番だ。

2代目、3代目でもいいが、できれば創業者がよい。

創業者ならではの悩みや起きうる将来をよく知っているからだ。

「同業だと冷たくあしらわれて、情報なんてもらえない」という場合もあるが、そんな人は、まだまだ駆け出しの若手に手ほどきをできる器のちっさい人間なので、そんな人間には、寄り添わなくてOK。

本当に懐の深い、人としても尊敬してしまう人というのは、同じ業種で頑張ろうという若手がいたら、とってもかわいがってくれるものだ。

実際、僕も同業の先輩にどれだけ助けてもらったことか。

そういった懐の深い人というのは、やはり実直に成功を重ねている。

もちろん失敗もその分しているが、それでもたゆまぬ努力を積み重ねているので、結果的に成功を重ねることになっているのだ。

 

さて、僕と同じくパソコンひとつで起業可能な業種で身軽に創業したいと考えているのであれば、創業時にたくさんの資金が必要となる事業に比べ、リスクは少なく、波に乗るチャンスはたしかに多いと思う。

だけど、そんな状況なのに起業をしようかな…、どうしようかな…、と躊躇をして、結果的に3年、5年、10年経ってしまう人も少なくない。

僕は起業はベストだとは思わない。

それをベストにできるかどうかは、当の本人次第だ。

覚悟があるとか、想いがあるとか、そんなものも関係ないと思う。

(実際、僕はそんなものなくいつのまにか起業していたからだ。)

恐らく、起業のスタートに必要なのは、興味を持ったことをとことん突き詰めてと何事も楽しんでしまう性分と、ワクワクすることぐらいじゃないだろうか。

そして、無駄な恐怖心を捨てることだ。

僕は起業しようと思ってしていないから恐怖心なんてなかったが、「よし!会社を辞めて、起業しよう!(会社辞めたら明日から収入0だ)」と息巻いていたら、恐怖心があったかもしれない。

だけど、それが全ての判断を狂わせる気がする。

未来をどれだけ考えても、結局未来なんて誰にも分からないのだから。

あなたが起業を考えているのなら、是非楽しんで欲しいと思う。


パソコンひとつ身ひとつ[起業話#8]パソコンひとつ身ひとつ
[起業話#8]

会社名を考える[起業話#7]

個人事業主の届けを出す時に必須となってくるのが会社名だ。

これを考えるのはワクワクもするし、大きな悩みでもある。

「法人化と覚悟」の記事にも書いたように、僕は個人事業を1年半、その後、法人化し10年を経て、新しくまた別法人を立ち上げている。

法人化と覚悟|(第2話)自分で株式会社を作ってみた

個人事業で屋号を決め、法人化の際はその屋号に前株とした。

そして、最近立ち上げた新しい法人は全く異なる名前の後株にした。

初めて社名(屋号)を決める際は、あれこれ考えすぎたと感じている。

かっこいい名前にしようとして、いろいろと考えはしたのだが、その名前はとてつもなく聞き取りにくく、僕は10年以上もの間、何度も電話口で社名を繰り返す羽目になった。

だから、最近立ち上げた法人の名前は、音がはっきりしていて聞き取りやすい社名にした。

また後株にしたのは、尊敬するとある企業の社長から、名前が主体なのに先に「株式会社」が付くのはなんだか株式会社であることの方が誇張されているように思う。という意見を聞き、なるほどなと思ったので、主体となる社名を前に「株式会社」を後に付けた。

最初の社名は、2文字と短い名前だったので、覚えてもらいやすかったが、なんせ初めて社名を聞いた人が聞き取ってくれる確率が本当に低かった。

だからこそ、これから社名を決める人にできるアドバイスと言えば、聞き取ってもらいやすく、覚えてもらいやすい社名を心がけるのが一番だと思う。

つまりは長すぎてもダメということだが、凝りすぎるとハズすという傾向も僕は知っている。

確かに、自分が立ち上げる会社は思い入れもあるだろうし、これからの未来に掛ける情熱も表現したいと願い、ついつい思いばかりが先行して、カッコイイものを求めがちだが、肩の力を抜いて8割ぐらいの熱い想いで、親しみやすいものが一番ベストだったりするというのが僕の暗黙知だ。

また、字画などをそっちの世界の「先生」と呼ばれる人に高額な料金で見てもらい、社名そのものや漢字、アルファベット、ひらがなのどれがいいかと決めている人もいるが、好きな人はそうすればいいと思うが、僕ならしない。というか、実際にしなかった。

その人の勝手だし、僕のお金ではないので別に否定はしないが、そこに頼り出しておかしくなってしまったり、停滞している経営者や企業をたくさん見てきたからだ。

個人一人でそういったものに関わる分には何の害もないが、顧客や取引先、そして何と言っても社員という大事な関わりを持っている経営者は、自分という軸を持っていることが一番重要だと思っている。

「名は体を表す」のことわざ通り、カッコつければ、カッコつけた感じになり、己の勇んだ感じや、虚勢というのは絶対に滲みでてしまう。

だから僕は、最近立ち上げた新しい法人の名前は聞き取りやすければOKぐらいの気持ちで、8割ぐらいの熱い想いで考えた。

実際、社名に食いつかれることもなく、かといって電話口で聞き返されることもないし、一度言ったら忘れられることもないので結構気に入っている。

だけど、ちゃんと僕の理念と企業コンセプトは注入してある。

一度付けた社名に後から「失敗したー!」と思っても、社名は登記上変えることもできるのだし、是非肩の力を抜いて8割ぐらいの熱い想いで考えることをオススメしたい。


会社名を考える[起業話#7]会社名を考える
[起業話#7]

個人事業主の手続き[起業話#6]

初めての仕事を受けると同時に、僕は「屋号」というものが必要なことに気がついた。

言うなれば、会社名だ。

適当に会社名を作って、名刺を作ればいいのかと思っていたが、ちゃんと各行政機関に申請しなければならないことを行政書士の友人に教えられて知った。

その頃の僕は法人化ということは全く頭になく、そのメリットも知らず、それ以前に当時法人化しても全くメリットがなかったので、個人事業主としての手続きとなった。

個人事業主としての手続きは、その友人にお友達価格で頼んだ。おそらく、税務署、市、県への届出等だろうと思う。

そうして、晴れて個人事業主としての活動がスタートした。

公に個人事業主登録をすることにより「自分の会社」を思いがけず手に入れ、なんだか変な気持ちだったことを覚えている。

一応、そこからは社長だ。

自分が社長と呼ばれる立ち位置になることなど、想像もしていなかったので本当に変な気持ちだった。

名刺を作るときも肩書きは「代表」だった。

取引銀行や、売り込みに来る営業マンからはすぐに「社長さん」などと呼ばれるようになった。

それまでは、「社長」と呼ばれる人と関わることもなかったし、社長は偉い人、すごい人というイメージだったが、書類手続きをすれば、簡単になれるものなのだと実感した。

裏を返せば、世の中の社長はその程度の社長がいっぱいいると言うことだ。

事実、僕も紙っぺら一枚の薄っぺらい「社長」にその時なったのだ。

確かに、悪い気はしなかった。

突然、自分がちょっと格上の人間になったような錯覚になる。

これが、「社長さん」になることの怖いところでもある。

昨日までタダの人が、いきなり肩書きがついて、勘違い野郎がポンポン生まれてもおかしくないと今でも思う。

実際、僕もある時まで勘違いをしていたと思う。

いや、確実にしていた。

とにかく僕の意識は、この個人事業主の登録をした時から確かに変わったと思う。

立場が人を成長させるとはよく言ったものだと思う。

立場は、いい方にも、悪い方にも人を変える。

今、僕は思う。

「謙虚さ」これが起業家には、本当に必要だと思う。

自分はすごい、偉い、特別だなんて勘違いを起こした時から人はおかしくなる。

人だけでなく、事業も、組織もおかしくなる。

ふと思い起こして、つらつら書いてみたが、基本は本当にここだなと今改めて思った。


個人事業主の手続き[起業話#6]
個人事業主の手続き
[起業話#6]

次へ繋がる仕事[起業話#5]

無事成約し、期待とプレッシャーの嵐を受ける[起業話#4] で精魂込めて達成した僕の初仕事。

とことん突き詰めて、自分を追い詰めて達成した仕事の報酬をもらった時は、とても誇りに感じたし、嬉しかった。

待ちに待った報酬だったが、実際には喜んでもらえたことの方が何倍にも嬉しかった。

お役に立ててよかったと心から思った。

そして、仕事をさせてもらったレストランオーナーがとっても満足してくれたので、彼は様々な友人や知人に自分のホームページを自慢してくれた。

結果、「実はうちもホームページが欲しい」「ホームページのリニューアルを考えている」といった個人事業主や中小企業の社長から、連鎖的に依頼をいただくことになったのだ。

僕は、この時から今現在まで約12年となるが、未だに「営業」というものをしたことがない。

要は、自分の事業を他人に売り込む作業をしたことが全くないのだ。

これは、仕事を与えてくれたクライアントやラジオ局の部長といった、ご縁あった皆々様のおかげだと本当に心から思う。

頂いた仕事を精魂込めて、真摯に向き合う。

絶対に手を抜かない。

ズルをしない。

期待以上のことをする。

クライアントが納得いっていない様子なら、とことん向き合う。

自分自身が納得いくまで突き詰める。

これは、僕が初めて仕事を受けてから、頑なに守ってきたことで、仕事をする上なら当たり前のことでもあると思う。

だが、この当たり前のことを確実に守った結果、営業をしなくても連鎖的にお仕事をいただくことに繋がったのだとも思う。

当時僕は身内にこう言われていた。

「依頼された仕事は絶対に断るな。すべて受けろ。駆け出しのお前に仕事を選ぶ権利なんて無い。」

だからこそ、ちょっと気が引けた仕事も勉強させて頂くつもりで全部受けた。

当初はホームページの制作のみの予定だったが、紙面デザイン、写真撮影、プロダクトデザインなど、ネットから印刷物、商品まで幅広く受けていったのだった。

いい仕事をすれば、新しい仕事が近づいてくる。

それは、まぎれもなく方程式だった。


次へ繋がる仕事[起業話#5]次へ繋がる仕事
[起業話#5]

無事成約し、期待とプレッシャーの嵐を受ける[起業話#4]

初めて仕事を受ける[起業話#3] で提示した見積もりを快諾いただき、いよいよ製作工程となった。

はじめに、どんな内容を盛り込みたいか、デザインの希望はあるか、素材写真はあるか、なければ撮るか?など様々な打ち合わせをした。

ちょうどレストランの建物も建設中だったので、設計施工担当の方にコンセプトを聞いた。

素材写真が全くなかったため、トップはFlashアニメーションで作ることになった。

また、予算がなかったため、素材となる料理写真は僕が撮った。

幸いにして(?)写真センスがあったようで、撮る写真はどれも喜ばれた。

ディレクション、コーディング、撮影、営業、一人で何役もこなした。

打ち合わせを終え、仕事場(当時は実家の屋根裏)に戻ると、そこからは何時間も部屋に篭って、食事、風呂、トイレ以外はずっとパソコンに向き合う生活となった。

ディレクション畑の僕にとって、コーディング、まして大学時代に少しかじったFlash制作は、大大大ハードル。

当時のネット上にはまだまだ情報がWEB制作に関する情報は少なったため、手探り状態で、格闘。

ニートサーファーで、寝たいだけ寝て、遊びたい時に遊んでの、自堕落な生活から一変、かつての猛烈社員だった頃、いやそれ以上の生活となった。

この初仕事を受けたことを機に、仕事のためなら、睡眠時間2、3時間、徹夜なんて当たり前になった。

とにかく、約束の期日までに最高のものを納品しなければ。

その思いでいっぱいだった。

不安とプレッシャーはあったが、楽しかった。

思うように作れない時はゲンナリしたが、絶対に諦めずに手に入った資料を調べ尽くして、作りたいと思ったものを作りあげていった。

とにかく燃えていたのだ。

そうして、なんとか理想通りのWEBを作り上げ、クライアントに納品。

結果は花丸だった。

とても喜んでもらえた。

そして、クライアントは色んな人に自慢したらしい。

そしてこれが、僕のターニングポイントだった。


無事成約し、期待とプレッシャーの嵐を受ける[起業話#4]無事成約し、期待とプレッシャーの嵐を受ける
[起業話#4]

WordPressの記事一覧を別サイトに表示させる「feedwind」

【記事要約】

WordPressの記事一覧を別サイト(別ドメイン)に表示させたいときに便利な方法をご紹介します。

WordPressの記事一覧をドメインが異なる別のサイトに表示したいという要望があったので、いろいろ方法を検討したところ、独自にプログラムを書いたりするのがとても面倒そうだった。

しかし、あっという間にWordpressの記事一覧をドメインが異なる別のサイトに表示への表示を実現するサービスを見つけたので紹介します。

そのサービスとは、「feedwind」です。

https://feed.mikle.com/ja/

①feedwindでアカウント(無料)を作成する。

②記事一覧を表示させたいブログ(Wordpress)のURLを入力

③その他、リスト表示の幅やリンク文字色などを設定する

④貼り付けコードを取得し、コピー。

⑤リストを表示させたいページに④のコードを貼付け。

たったこれだけのステップでWordpressの記事一覧をドメインが異なる別サイトに表示させることができました。

レスポンシブ(スマホ対応)にも対応しているし、基本的に無料アカウントで十分だが、有料アカウントを取得すると表示させるリスト表現の幅が広がるようです。

またfeedwindを使えば、Wordpressの他にFacebookやGoogleカレンダーの情報も取得して表示できるよう。

なかなか便利なサービスfeedwindのご紹介でした。

 

出ていくお金を徹底的にチェックする・経営者が身につけるべき財務知識

【記事要約】

出ていくお金の詳細を把握するだけで、意外にも財務状況が改善する場合がある。細かいところまで見ていられないと人任せ、財務担当者だけが把握している状況は危険信号。

 

不思議なものなのだが、会社や組織から毎月出ていっているお金を把握するだけで、財務状況が改善する場合がある。

苦しんでいる経営者や社長は意外にもこの出て行くお金に無頓着なことが多い。

出ていくお金を把握することによって、コスト削減に繋がることが往々にしてある。

売上を100万円伸ばすよりも、出費を100万円抑える方が労力的には格段に楽なのだ。

いわゆる傾きかけた事業の「出血を止める」作業である。

無我夢中で事業を進め、拡大していく内に、経営者は財務という細かい作業やチェックを人に任せ、事業自体に集中するケースが多い。

しかし、時に事業の雲行きが怪しくなる時がある。

そんな場合に、しっかり出ていくお金の見直しができるかどうかが、とても大きな節目になると僕は考えている

イケイケドンドンで伸びてきた経営者ほど、

「そんな細かい事を自分がやっていたら、本来の仕事が滞る。」

「そのくらいの出費は賄わなければ甲斐性がない。」

「誰かに任せて数字だけをチェックする。」

といった理由で、雲行きが怪しくなった時でも出ていく数字を追うことをしないものだ。

見栄もあると思う。

コスト削減をすることが、恥だと思っているのだ。

そうしている内に状況はドンドン悪くなり、回復の見込が見えなくなってしまうことが多い。

僕は声を大にして言いたい。

・出費は常日頃1日ベースでチェックし、スタッフにも綿密なコスト意識を植え付けるべき

・出費は1円たりとも無駄にするな

・傾きかけた組織は、出費を抑え(=コスト削減)、出血を止めることこそが組織健全化への一番簡単な第一歩

実際、僕自信がお金で大変な目を見た時に、この出ていくお金の見直しによって、大幅に健全化が図れたからだ。

徹底的に見直しをかけて、月ベースで250万円の削減を計った。

組織の大きさにもよると思うが、当時の僕の組織レベルとしては、驚異的な削減レベルだった。

このコスト見直しをするきっかけは当時の担当会計士のおかげだった。

僕も先に書いた経営者と同じく、出ていくお金の見直しはせずに、なんとかなるだろうという根拠のないポジティブだけで乗り越えようとして、とてつもなくしんどい思いをしていた。

 

しかし、もうどうしようもないという状況になって、会計士から言われ、恥も外聞もなくなり、徹底的に出ていくお金の見直しをしたのである。

具体的な実施内容は次のようなものである

・事務所の移転。家賃が発生するオシャレな事務所から知人に無料で借りられる一軒家へ。

・ITツール(低額もしくは無料のもの)を駆使し、固定費がかかっていたサービスを解約。例えば自社サーバなど。

・セキュリティなど、あったらいいけど、なくても問題ないサービスをすべて解約

最期に一番、経営者としてはやってはいけないことであり、したくなかったことだったが、社員を解雇した。

これは苦渋の決断だった。僕の能力が足りなかったがために、スタッフに悪いことをしてしまった。

今でも、自分にとって、負の遺産として苦く記憶に刻まれる出来事だ。人生最大の汚点とも言えるかもしれない。

しかし、経営をしていくためには避けられない道だった。

そうして、様々なコストカットをし、月250万円の削減をすることができた。

そして、月250万円の売上を新たに得るよりも、250万円のコストを削減する方が格段に労力がかからなかった。

この出て行くお金の見直しをきっかけに、僕はコストに関して非常にケチになった。

当然、掛けるべき投資はするが、その判断にシビアになった。

そして、これをきっかけに組織はV字回復したのである。

ここまで大変な状況に陥る前に、経営者であれば、日頃から出ていくお金に関しては何よりも敏感でなければならないと思った。

見栄を守るよりは、現実を見て実直である方が、よっぽど利益に繋がるのである。

これがないと必ずコケる。経営者が身につけるべき財務知識

【記事要約】

経営者・社長が身につけるべき知識のひとつ「財務」に関して。なぜ財務に関する知識が必要なのか。そもそも財務とは何かについてお話します。

 

起業家や経営者、社長が身につけておくべきスキルや知識は多々あるが、その中でもお金、つまりは財務に関する知識は必ずつけなくてはならないと僕は言い切る。

なぜなら、健全な財務は会社や組織インフラの基盤であり、組織運用の超基本だからだ。

 

1. はじめに 財務知識がないとどうなるか

財務知識がないとどうなるか。

答えは至って簡単。

倒産します。

実際、僕は全く財務知識がない状態で起業したため、本当にお金に苦労をした。

お金に苦しんで、悔しくて、悲しくて、床に手足をついて大粒の涙を流したこともある。

自分がかっこ悪過ぎて、世間の手のひらを返したような冷たさを恨んで、だから、お金のすごさも怖さも知っているからこそ、僕は言い切れる。

起業するなら、経営者なら、社長なら、財務は絶対に必要不可欠な知識だ。

運や周りの人のおかげで初めはたまたまうまく行っても、そんなものはビギナーズラックに過ぎない。

僕は、経済学部を出たわけでも、起業家を目指して勉強していたわけでもないので、本当にこのお金(財務)に関しては苦労した。

だからこそ、起業して事業をうまく回すなら、お金(財務)に関しての知識は絶対に身につけてほしい。

言うなら、東芝がいい例である。

あんなに大きな欠損がどうして、分からなかったのかと不思議でしょうがない。

当初は、黒字決算の報告予定だったにも関わらず、連結決算時に子会社の大赤字で天地がひっくりかえるような自体になっているからだ。

親会社、子会社含め、経営者は本当に財務をしっかり見ていたのか?というか、財務に関して知識があったのか?という疑問しか湧いて来ない。

実際に知識もあって、財務もしっかり見ていたのだとしたら、よっぽど誰かがマズイ情報を握り潰して、常々嘘の報告をしていたのだろう。

しっかりチェックしていれば、やばい時というのは、かなり早いうちから察知できる。

2. そもそも財務とは何か?

財務は僕なりに簡単に言わせてもらうと、財務とは、出て行くお金と入ってくるお金の管理とチェックだ。

こう言うと、とても簡単に思われるが、しかし!簡単だからこそ、やっていない経営者、財務について知らない経営者というものが本当に多い。

売り上げ不振に悩んでいる組織の社長と話をしている時に「え、そんなことも…。」と口や表情には出さないが、財務管理の乏しさや知識の無さに開いた口が塞がらないことが多々ある

事業を行えば、人件費や仕入れなどお金が出て行く。

加えて、事業を行えば、売り上げとして、お金が入ってくる。

出て行くお金は1円でも正しい出費か吟味し、入ってくるお金は神頼みではなく、確実な布石を打つ。

これが僕のモットーだ。

「何か分からないけど、請求書がきているから支払っている」

「多分、このくらい入ってくる(売り上げが上がる)かなという予想」

など、ふんわり、漠然とお金を待っていたり、出て行くお金を眺めている経営者は本当に多い。

だから、みんなお金に苦しんだり、惑わされたりする。

僕ははっきり言う。

出て行くお金は、最初から見えているはずだ。

そして、運気アップのお守りをつけても、神頼みしても、お金は期待に応えて入っては来ない。

なぜなら、お金は生き物ではない。運でもない。

単なるルールだからだ。

 

次回以降、財務に関して詳しくノウハウをご紹介したいと思う。